大崎リバーウォークガーデン、職住融合型再開発プロジェクトが始動

東急不動産(株)は、東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業の一環として、新たな街区名称を「大崎リバーウォークガーデン」に決定した。プロジェクトは、JR大崎駅と五反田駅の中間に位置する約1.6ヘクタールのエリアを再開発するもので、住宅棟、業務棟、公園を含む複合施設となる。

環境に配慮したランドスケープデザイン
大崎リバーウォークガーデンは、目黒川沿いの豊かな自然環境を最大限に活用したランドスケープ設計を特徴としている。桜並木が続く遊歩道や3つの広場が整備され、住民、ワーカー、来訪者が緑に囲まれた暮らしを楽しむことができる。また、米国の環境認証制度「SITES」のプレ認証を取得しており、生物多様性や水資源保全、省エネルギー、健康増進など、多方面で持続可能性が評価されている。

ボーダレススタイルを掲げた新たな価値創造
プロジェクトの開発コンセプト「ボーダレススタイル」は、地域と住民の融合を目指し、職住機能と公共施設を結びつける新しい価値を提案するものだ。街区全体では環境への配慮が徹底され、目黒川に面した公園や広場が親水空間として地域のシンボルになることを目指している。

超高層マンション「ブランズタワー大崎」
プロジェクトの住宅棟「ブランズタワー大崎」は、40階建てで高さ約150メートルの超高層マンションだ。都市の利便性と自然の魅力を兼ね備えた住環境を提供することを目的としており、分譲開始は2025年に予定されている。総戸数389戸(地権者住戸149戸含む)で間取りは1K~3LDK(30.02平米〜282.57平米)。詳細はオフィシャルサイトで順次公開される。

地域と未来をつなぐ持続可能な開発
東急不動産は、長期ビジョン「GROUP VISION 2030」のもと、環境経営とデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。本プロジェクトでも再生可能エネルギーの活用や地域の防災性向上、住民参加型の啓蒙活動を行い、持続可能で魅力的な街づくりを進めている。「大崎リバーウォークガーデン」は、環境・地域と調和した都市型再開発の象徴として、今後も注目されることが期待される。竣工予定は2027年であり、完成すれば周辺エリア全体の価値向上に寄与するだろう。

参考/東急不動産(株)ニュースリリース

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この記事を書いた人

住宅ライター・編集者。宅地建物取引主任者。住宅系メディアに10年以上携わり、賃貸経営、民泊運営など不動産を活用した事業を営んでいる。

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