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積水ハウス/米国の戸建住宅会社をM&A、買収額は約49億ドル

積水ハウス(株)は、米国において戸建住宅事業を行うM.D.C. Holdings, Inc.(本社:米国コロラド州)を買収すると発表した。買収額は約49億ドル(約7200億円)で同社のM&Aでは過去最高額となる。

MDC社は、コロラド州デンバーに本社を置き、16州34都市において事業を展開しており、2022年度の引渡戸数ベースで全米第11位(9710戸)の実績を有している。多様化する顧客のニーズに合わせた幅広い商品ラインアップ、デザイン性のある住宅が強みだ。

積水ハウスは2017年にWoodside Homes Company, LLCを完全子会社化し、米国の戸建住宅事業に本格進出した。その後も北米での事業エリアの拡大を目指し、2021年にHolt Homes Group、2022年にChesmar Homes, LLCを完全子会社化し、ユタ・カリフォルニア・アリゾナ・ネバダ・オレゴン・ワシントン・テキサスの7州に住宅販売事業展開エリアを拡大。2023年にはWoodside社がアイダホ州で事業を展開するHubble Group, LLCの事業及び関連する土地資産を取得している。

日本は人口減少により住宅市場が縮小傾向にある。積水ハウスグループは2025年度の海外市場において年間10000戸の戸建住宅を供給するという目標を掲げており、米国での投資を増やすことで目標達成に向けて事業を拡大させる狙いだ。

情報参照元/積水ハウス(株)

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