都心部中古マンション価格は8ヵ月連続プラス、近畿は下落基調

（株）東京カンテイが発表した2023年9月度「中古マンション70平米価格月別推移」によると、都心部の中古マンション価格は上昇が加速し8ヵ月連続でプラス。一方で近畿圏は前年同月比で2018年1月以来の低水準となり、対照的な動きを見せています。

中古マンション70平米価格月別推移／画像：（株）東京カンテイ

9月の首都圏中古マンション価格は、東京都の事例シェアが約2年ぶりに過半数を割り込み、前月から横ばいの4,777万円でした。東京都は＋0.6％の6,416万円で5ヵ月ぶりに上昇し、7月の水準を上回りました。神奈川県は＋0.8％の3,689万円となり、同様に価格水準が高まっています。一方、埼玉県は＋0.1％の3,017万円、千葉県は－0.1％の2,770万円と僅かな変動に留まりました。

近畿圏平均は前月比－0.5％の2,886万円と小幅ながら引き続き下落、前年同月からの上昇率は2018年1月以来の1％割れとなりました。大阪府は－0.4％の3,072万円と小幅ながら5ヵ月連続で下落。兵庫県では－0.9％の2,516万円と2ヵ月連続でマイナスを示し、下落率も拡大しました。

中部圏も前月比－0.4％の2,247万円となり、3月をピークに価格水準は徐々に下がってきています。

情報参照元／（株）東京カンテイ