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首都圏の分譲マンション賃料、東京都牽引で10ヵ月連続上昇

(株)東京カンテイが発表した「分譲マンション賃料月別推移」によると、2023年8月の首都圏分譲マンション賃料は、前月比+1.7%の3,578円/平米となり10ヵ月連続で上昇しました。

首都圏分譲マンション賃料、東京都が牽引し10ヵ月連続上昇

8月の首都圏分譲マンション賃料は、賃料水準が高い東京都が索引する形で前月比+1.7%の3,578円/平米と10ヵ月連続上昇。都県別でみると、東京都は+2.2%の4,133円/平米と前月に引き続き上昇し、上昇率自体も大きく拡大しました。

埼玉県も同様の要因から+0.6%の2,011円/平米とプラス。一方で、神奈川県は-0.8%の2,508円/平米、千葉県も-0.3%の1,960円/平米と築古事例の増加に伴い下落。しかし、正味トレンド自体は引き続き堅調さを保っています。

近畿圏は2ヵ月連続で下落

近畿圏では大阪エリアの弱含みと事例シェア縮小が続き、圏域平均は前月比-0.5%の2,190円/平米と小幅ながら2ヵ月連続で下落しました。

大阪府は築古事例の増加で平均築年数が19.8年から20.5年に進み、-0.4%の2,463円/平米と引き続き下落。一方、兵庫県は+1.0%の1,859円/平米と再び上昇し、直近1年間での最高値を更新しました。

中部圏は下落、トレンドは安定

中部圏は前月比-1.0%の1,951円/平米、愛知県は-0.7%の2,001円/平米と揃って下落しました。しかしこれは築古事例の増加による影響で、正味トレンド自体は安定しています。

情報参照元/(株)東京カンテイプレスリリース

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