東京カンテイが発表した2024年10月の中古マンション価格天気図によれば、全国47都道府県のうち26地域で前月比価格が下落し、過半数の地域で価格が弱含む傾向が見られた。
三大都市圏では、首都圏平均が前月比1.1%上昇。東京都は2.9%上昇したが、神奈川県(−0.3%)、埼玉県(−0.9%)、千葉県(−0.6%)は下落した。近畿圏平均は0.6%上昇し、大阪府(+1.5%)、京都府(+0.8%)が上昇、兵庫県(−0.4%)が下落した。中部圏平均は0.5%上昇し、愛知県(+0.5%)、静岡県(+1.4%)、三重県(+1.2%)が上昇、岐阜県(−1.0%)が下落している。
地方圏では、北海道(−0.4%)、宮城県(−1.3%)、福岡県(±0.0%)が横ばいまたは下落した一方、栃木県(+3.3%)、広島県(+0.2%)、沖縄県(+2.7%)が上昇した。特に栃木県では、宇都宮市(+3.4%)や小山市(+16.2%)の上昇が県全体の価格を押し上げている。
全体として、10月は全国的に中古マンション価格が下落傾向にあり、特に地方圏での価格下落が目立った。一方で、首都圏や近畿圏の中心部では価格上昇が見られ、地域間での価格動向に差異が生じている。
情報参照元/株式会社東京カンテイ「2024年10月度 中古マンション価格天気図」
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