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首都圏の分譲マンション賃料は3ヵ月連続下落、千葉は年初来の最低値

(株)東京カンテイが発表した「分譲マンション賃料月別推移」によると、2024年9月の首都圏分譲マンション賃料は前月比-0.7%の3,578円/平米となり、3ヵ月連続で下落した。下落の背景は東京都の事例シェア縮小や全域での弱含みが影響している。

都県別では、東京都はやや築年数が進んだものの、賃料は4,170円/平米と横ばいを維持した。一方で、埼玉県は+0.1%の2,291円/平米とわずかに上昇し、強含み傾向が継続。神奈川県では-1.6%の2,826円/平米と3ヵ月連続の下落を記録し、千葉県も-1.1%の2,003円/平米と2ヵ月ぶりに下落。千葉県の賃料は年初来の最低値を更新した。

近畿圏は大阪エリアの事例シェアが縮小する中でも、賃料自体は前月比+0.1%の2,330円/平米とわずかに上昇した。大阪府は+0.4%の2,709円/平米と3ヵ月ぶりに上昇し、7月の水準を上回った。一方、築古事例が増加した兵庫県は-0.3%の1,801円/平米と3ヵ月ぶりに下落。しかし1,800円台は維持している。

中部圏は前月比+0.4%の2,030円/平米と3ヵ月連続でプラス。愛知県は+0.5%の2,090円/平米と上昇傾向が続いている。

参照元/(株)東京カンテイ「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」

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