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首都圏マンション賃料は9ヵ月ぶりに下落、東京23区は2ヵ月ぶり

(株)東京カンテイが発表した「分譲マンション賃料月別推移」によると、首都圏の分譲マンション賃料は9ヵ月ぶりに下落したことが分かった。

2024年7月の首都圏・分譲マンション賃料が下落した要因は、平均築年数が進んだことで東京都の事例シェアが縮小したことなどが影響している。前月比では-1.0%の3,632円/平米となり9ヵ月ぶりに下落した。23区のみでは−0.3%の4,324円/平米で2ヵ月ぶりの下落となった。

都県別では、東京都は平均築年数が0.5年ほど進み-0.6%の4,187円/平米、神奈川県も-1.3%の2,910円/平米とマイナスを示した。千葉県は-0.2%の2,020円/平米と僅かながら4ヵ月連続で下落した。一方、埼玉県は事例数が最多で賃料水準も高いさいたま市が牽引し、+1.6%の2,222円/平米と3ヵ月連続で上昇した。

近畿圏では大阪エリアが弱含み、圏域平均では前月比-0.3%の2,332円/平米と7ヵ月ぶりに下落。大阪府は平均築年数が19.4年から20.0年とやや進み、-0.2%の2,707円/平米と下落に転じた。兵庫県では+0.2%の1,804円/平米と2ヵ月ぶりに上昇したが、5月の水準を上回るまでには至らなかった。

情報参照元/(株)東京カンテイ

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