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6月度中古マンション価格、過半の県でマイナスが続き全国的に下落傾向

(株)東京カンテイより「2024年6月度 中古マンション価格天気図」が発表された。それによると過半の県でマイナス状況が続き、全国的に下落傾向となった。

首都圏では東京都(前月比+0.8%)、神奈川県(同+0.3%)、埼玉県(同+0.9%)で価格が上昇した一方、千葉県(同−0.8%)では下落が見られた。全体的には、首都圏の平均価格は横ばいで推移している。近畿圏では、大阪府(同+0.7%)と京都府(同+0.6%)での価格上昇が見られたが、兵庫県(−0.4%)は下落した。

地方では、北海道、宮城県、石川県、広島県、福岡県の主要都市で価格の変動が見られた。特に、北海道の札幌市では前月比+0.2%の2,155万円と価格がわずかに上昇した一方、各区での変動が大きい。宮城県の仙台市ではほとんどの区で価格が下落したが、名取市は+12.3%と大幅な上昇を見せた。広島県では、広島市内で区ごとの価格変動が目立ち、県全体では微増した。福岡県では福岡市が−0.4%と全体として下落したものの、中央区では+1.9%と上昇が見られた。

全体として、不動産市場は地域ごとに異なる動きを見せている。三大都市圏では、首都圏が横ばい、近畿圏がわずかに上昇、中部圏が下落という結果となった。地方では、特定の都市で大きな価格変動が見られ、地域ごとの経済状況や需要の変化が影響していることがうかがえる。

出典/(株)東京カンテイ

▪️中古マンション価格天気図とは
全国47都道府県の、ファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示。(30平米未満の住戸、事務所・店舗は除外、リゾートマンションを除く)

情報参照元/(株)東京カンテイ「2024年6月度 中古マンション価格天気図

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