新築マンション

東向島で防災街区整備事業が着工、地上10階建て「Brillia曳舟」誕生へ

「東向島二丁目22番地区防災街区整備事業」の新築工事が11月より始まった。老朽化した木造建物が密集する区域を対象に、町会会館と分譲マンションを含む10階建ての建築物「Brillia曳舟」が誕生する。

事業を進めるのは東京建物株式会社と一般財団法人首都圏不燃建築公社。対象地区は東武スカイツリーライン「曳舟」駅から徒歩4分、京成押上線「京成曳舟」駅から徒歩7分と利便性の高い場所にある。しかし、幅員4m未満の道路に面した狭小敷地が多く、防災機能を欠いたエリアとして課題を抱えていた。同事業では、これらの課題を解消するために敷地共同化を進め、防災性や都市機能の向上を目指す。

「Brillia曳舟」は総戸数99戸とし、1LDKから3LDKまで幅広い間取りを用意する。専有面積は30平米台から80平米台と多様なニーズに応える設計とした。設計は株式会社松田平田設計が担当、施工は松井建設株式会社東京支店が行い、2027年に竣工を予定している。

2020年の準備組合設立を皮切りに、都市計画決定、事業組合設立認可を経て進行してきたこのプロジェクトは、災害時の安全性を高めるとともに、住民に安心・快適な生活環境を提供することを目指している。関係者は「地域の防災性向上とともに、住みやすい街づくりを実現する」とコメントしており、地域住民と協力しながら事業を進めていく方針だ。

情報参照元/東京建物株式会社 ニュースリリース

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