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高経年マンションの世帯主、70歳以上が半数以上に/国土交通省調査

国土交通省が令和5年度マンション総合調査の結果を公表した。それによると、高経年マンションに居住する70歳以上の世帯主が半数以上になることが分かった。

マンション居住の状況/出典:国土交通省

マンション居住の状況を詳しくみると、全体的に居住者の高齢化が進展しており、70歳以上の割合は前回調査(平成30年度)より3.7%増加して25.9%となった。完成年次が古いマンションほど70歳以上の割合は高く、昭和59年(1984年)以前のマンションにおいては、70歳以上の割合が半数以上の55.9%となっている。

永住意識/出典:国土交通省

永住意識については、居住するマンションで「永住するつもり」と回答した区分所有者の割合が前回調査より2.4%減少し60.4%。「いずれは住み替えるつもり」は17.7%で前回の17.1%より0.6%増加した。

修繕積立金の積立状況/出典:国土交通省

計画上の修繕積立金の積立額に対して、現在の修繕積立金の積立額が不足しているマンションの割合は前回調査より1.8%増加し、36.6%だった。

【調査概要】
⚫︎アンケート配布数:4270件(管理組合向け)、8540件(区分所有者向け)
⚫︎有効回収数:1589件(管理組合向け)、3102件(区分所有者向け)
⚫︎回収率:37.2%(管理組合向け)、36.3%(区分所有者向け)

情報参照元/国土交通省

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