首都圏の分譲マンション賃料は4ヵ月連続上昇、東京都は直近1年の最高値

（株）東京カンテイが発表した「分譲マンション賃料月別推移」によると、首都圏の分譲マンション賃料は4ヵ月連続で上昇、埼玉県以外で築浅事例が増加した。

2月の首都圏・分譲マンション賃料は前月比＋0.4％の3584円/平米と小幅ながら4ヵ月連続の上昇。東京都は＋0.4％の4148円/平米と再びプラスを示し直近1年間での最高値を更新。神奈川県は＋3.8％の2651円/平米、千葉県は＋3.9％の2121円/平米と、いずれも賃料水準は大幅に上昇。一方、埼玉県は築古事例が増加し－0.1％の2017円/平米と僅かながら3ヵ月連続で下落した。

近畿圏も築浅事例の増加により主要エリアが揃って上昇した。圏域平均は＋1.8％の2202円/平米と引き続きプラス。大阪府は大阪市が牽引する形で＋2.0％の2497円/平米と続伸し、昨年6月に記録した直近1年間の最高値に並んだ。兵庫県でも＋1.0％の1837円/平米とプラスを示した。

中部圏は前月比＋1.8％の1971円/平米で3ヵ月連続上昇。堅調な正味トレンドに加えて築浅事例の増加も上昇の要因。

情報参照元／（株）東京カンテイ「分譲マンション賃料月別推移」