不動産投資

北大阪急行が延伸、周辺の住宅価格は3年前対比148.1%に

北大阪急行が2024年3月23日(土)に千里中央駅から箕面市に向かって延伸し、新たに「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」が誕生する。周辺の中古マンションや戸建の価格、賃料にはどのような影響があるのか。

(株)LIFULL(本社:東京都千代田区)が開業前の直近3年で、周辺の市場にどのような影響が出ているのか調査を行なった。その結果を見ていく。

購入ニーズと物件価格が上昇、3年前対比148.1%に

出典:(株)LIFULL

中古マンション・中古戸建の平均価格は、箕面市全域では2021年2月に3169万円だったのに対し、2024年1月では3653万円と3年間で約1.2倍(+15.3%)に上昇した。

延伸により開業する新駅「箕面船場阪大前」「箕面萱野」からそれぞれ半径500メートル圏内にある物件のみに絞った場合、2021年2月には3838万円だったのに対し、2024年1月には5685万円と3年間で約1.5倍(+48.1%)上昇し、箕面市を大きく上回る伸びを示している。

箕面市、大阪府全域の価格水準がともに上昇基調にあるなかでも、延伸エリアの中古マンション、中古戸建の価格上昇は著しい。

交通利便性、生活利便性アップで家賃相場も上昇

出典:(株)LIFULL

賃貸物件の平均賃料は、箕面市全域で2021年2月に5万8098円、2024年1月では5万7359円となり、3年間で1.3%下落している。

一方、延伸開業する新駅「箕面船場阪大前」「箕面萱野」のそれぞれ半径500メートル圏内にある物件のみに絞った場合、ボラティリティ(価格の変動幅)が大きいものの2021年2月には5万8701円だったのに対し、2024年1月には6万9814万円と3年間で約1.2倍(+18.9%)の上昇を見せている。

一般的に、賃料相場は上がり下がりの動きは小さいが、3月の北大阪急行延伸開業以降はさらに相場賃料が上昇する可能性もうかがえる。

 

情報参照元/(株)LIFULL

コメント