賃貸を経営するにあたって重要なことは、入居者のニーズを把握し適切に対応することです。賃貸で問合せが多い条件・設備を知ることで、対応策が見えてくるでしょう。
アットホームが発表した『不動産のプロが選ぶ！「2023年上半期 問合せが多かった条件・設備～賃貸編～」ランキング』によると、2023年上半期に問合せが多かった条件は、「転勤のため引っ越したい」が2022年下半期から1.4ポイント増加し、2021年上半期の同調査開始以降、初めて1位となりました。
2位は「ペット可物件に引っ越したい」がランクイン。2022年下半期から0.9ポイント上昇しています。また調査開始以降、上位5位以内をキープしており、根強い人気があります。「ペットの多頭飼いをしている顧客の対応が増えた」といった不動産会社からのコメントも見られました。
3位は「毎月の家賃を下げたい」で、2022年下半期から1.0ポイント増加。ランニングコストである家賃を下げたいという方は一定数います。
設備で最も求められているものは「駐車場」でした。「3台分の駐車スペースが欲しい」という問い合わせもあるほど、複数台停められる駐車場が求められているようです。
2位は「インターネット接続料無料」で、調査開始以降2位以内をキープしています。不動産会社からは「インターネット無料物件を探す方が多かった」といったコメントが多数あがるなど、今や「インターネット接続料無料」は必須条件になりつつあります。
3位は「洗面所独立」で、調査開始以降初めてトップ3にランクインしました。4位は「オートロック」で、「2階以上、オートロック、モニタ付インターホン」という防犯を気にするコメントが多く寄せられています。
これらの設備を整えることで、入居者からより選ばれる物件になっていく可能性が示唆されます。
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