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首都圏一戸建て平均価格、新築は2か月連続下落、中古は連続上昇

2023年11月の首都圏新築一戸建て平均価格は2か月連続で下落。一方、中古一戸建ては連続で上昇している。近畿圏は新築が連続上昇、中古は反転上昇となった。

新築一戸建て平均価格、首都圏は2か月連続下落、近畿圏は連続上昇

出典:(株)東京カンテイ

(株)東京カンテイが発表した2023年11月の一戸建て市場動向によると、首都圏の新築一戸建て平均価格は前月比-0.4%の4,474万円となり2か月連続で下落した。東京都は+3.0%の5,616万円で反転上昇。神奈川県は-4.9%の4,587万円で反転下落。千葉県は+0.7%の3,751万円で連続上昇。埼玉県は-5.9%の3,731万円で反転下落となった。

一方、近畿圏の新築一戸建て平均価格は+1.4%の3,657万円で連続上昇。大阪府は+1.4%の3,934万円、兵庫県は+7.4%の3,901万円といずれも連続で上昇している。京都府は-11.4%の3,584万円と大きく下落した。

中部圏の新築一戸建て平均価格は+1.0%の3,371万円で反転上昇。愛知県は+0.8%の3,571万円で連続上昇した。

情報参照元/(株)東京カンテイ「新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移」

中古一戸建て平均価格、首都圏は連続上昇、近畿圏は反転上昇

出典:(株)東京カンテイ

中古一戸建ての平均価格は、首都圏が前月比+2.1%の4,073万円で連続上昇した。東京都は-0.7%の6,578万円。神奈川県は+3.4%の4,153万円で6ヵ月ぶりに上昇。千葉県は+3.7%の2,842万円で連続上昇。埼玉県は+3.9%の2,931万円で反転上昇した。東京都のみ下落したが首都圏全体では上昇し4,000万円の大台に乗せた。

近畿圏の中古一戸建ては、前月比+2.8%の2,928万円で反転上昇。大阪府は-3.2%の3,163万円で下落。兵庫県は+9.6%の3,011万円で大きく反転上昇。京都府は+2.8%の3,571万円で再び上昇に転じた。

中部圏は-6.2%の2,409万円と3ヵ月連続上昇から大きく反転下落。 愛知県も-3.2%の2,935万円と連続で下落し、3,000万円を割り込んだ。

情報参照元/(株)東京カンテイ「中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移」

新築小規模一戸建て平均価格、首都圏は3か月連続下落から上昇へ

出典:(株)東京カンテイ

新築小規模一戸建て(敷地面積50平米以上~100平米未満)では、首都圏の平均価格は前月比+0.6%の5,290万円と、3ヵ月連続下落から上昇に転じた。東京都は+4.0%の6,503万円と反転上昇。神奈川県は-2.0%の4,623万円と反転下落。千葉県は-0.6%の4,334万円、埼玉県は-0.8%の4,448万円といずれも下落。東京都を除く3県は軒並み反転下落している。

近畿圏全体では、前月比-1.8%の3,860万円と反転下落。大阪府は-1.5%の3,727万円で反転下落。兵庫県は-0.2%の4,408万円、京都府も-1.7%の3,728万円と下落。主要3府県すべて反転下落した。

中部圏全体では-5.6%の3,681万円と2ヵ月連続下落。愛知県は-7.5%の3,736万円と3ヵ月連続上昇から大きく下落に転じた。

11月の新築小規模一戸建て価格は、全国的に下落傾向だった。

情報参照元/(株)東京カンテイ「新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移」

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