こんにちは。不動産ニュースウォッチャーです。9月28日の不動産ニューストピックスをご紹介します。
今週は東京駅日本橋口で日本一高い複合ビルの新築工事が始まりました。またファミリータイプ中古マンションの市場動向、日比谷線中古マンションの平均坪単価など、不動産市場に関する調査結果も多く発表されています。
ファミリータイプ中古マンション価格、再び下落傾向に
2023年8月度「中古マンション価格天気図」／画像：（株）東京カンテイ
（株）東京カンテイが発表した2023年8月度「中古マンション価格天気図」によると、全国のファミリータイプ中古マンション流通事例価格は再び下落傾向を示しました。北関東から中国地方まで広く下落しています。
「中古マンション価格天気図」は、全国のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」に置き換えたものです。8月は全国で天候が改善した地域数は9から8地域に減少、横ばいも30から28地域に減少しました。悪化は8から11地域に増加しています。全国522市区町村のうち253（48.5％）が下落する結果となりました。
首都圏では東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県すべてが下落し、首都圏平均で前月比マイナス0.6％となり6ヵ月連続で下落しています。近畿圏も大阪府、兵庫県、京都府など中心府県が全て下落し、近畿圏平均で前月比マイナス0.1％となりました。
情報参照元／（株）東京カンテイ
日比谷線中古マンション平均坪単価、昨年比5.5%上昇
駅別中古マンション価格 / 東京メトロ日比谷線（画像：東京カンテイ）
（株）東京カンテイが同社のデータベースを元に算出した「駅別中古マンション価格」によると、東京メトロ日比谷線（中目黒～北千住）の中古マンション（ファミリー）平均坪単価は414万円となり、昨年と比べて22万円（5.5%）上昇しました。
特に坪単価が高いエリアである「中目黒〜茅場町」間での最高値は「神保町」の707万円でした。しかし「神保町」は前期は25.7%と大幅に上昇しましたが、今期は3.2％の上昇となり上昇率は縮小しています。
「中目黒」は築浅化が進み、前年比13.1%上昇の457万円。「恵比寿」も前年比14.3%と2桁上昇し544万円と500万円の大台を超えています。「広尾」は前年比3.7％上昇の558万円、「六本木」は同4.0％上昇の591万円と、ともに前年よりも上昇率が拡大しています。
※データ概要
事例数：4832件(前年比＋897件)
平均築年数：26.0年(1年前は24.7年)
平均専有面積：52.21平米（(同51.80平米）
情報参照元／（株）東京カンテイ市況レポート
地上62階、日本一高い「Torch Tower」着工
「TOKYO TORCH」全体開業時外観イメージ／画像：三菱地所設計
東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH（トウキョウトーチ）」街区で、日本一の高さとなる地上62階建て「Torch Tower」が2023年9月27日（水）に着工しました。
「TOKYO TORCH」街区は、敷地面積約3.1haに10年超の事業期間をかけてビル4棟建設する大規模複合再開発です。2021年6月末には「常盤橋タワー」、2022年3月末には「銭瓶町ビルディング」が竣工しました。
「Torch Tower」は高さ約390ｍ、地上63階・地下4階建ての複合ビルです。地下1～地上6階には商業施設と広場が整備され、3～6階には大型エンタメホールが入ります。7～52階はオフィスビルで、53～58階にはラグジュアリーホテル「Dorchester Collection」がオープンします。また59～60階には賃貸住宅、61階～屋上には展望施設が整備されます。
「Torch Tower」および「変電所棟」、街区中央に広がる約7000平米の大規模広場「TOKYO TORCH Park」は、2028年3月末に竣工を予定しています。
情報参照元／三菱地所（株）
住友不動産「シティタワー綾瀬」第一期登録受付スタート
「シティタワー綾瀬」外観イメージ／画像：住友不動産（株）
住友不動産（株）はタワーマンション「シティタワー綾瀬」（足立区綾瀬）の第一期登録受付を9月23日（土）より開始しました。
物件は東京メトロ千代田線「綾瀬」駅徒歩1分に誕生する地上32階建て・総戸数422戸のタワーマンションです。間取りは2LD・K～3LD・K（58.93平米～74.18平米）で、天井高最大約2,620mm～2,670mmを確保し、室内スペースを有効活用する「アウトフレーム設計」を採用することでゆとりある空間づくりを行います。
共用部には、テレワークラウンジや雨の日でも気軽に遊べるキッズルーム、友人らと交流が楽しめるパーティルームのほか、入居者専用フィットネスルームなどタワーレジデンスならではの多彩な施設を設置します。
販売価格は7600万円～1億1800万円。入居（引渡）は2025年12月中旬を予定しています。
【物件概要】
⚫︎所在地：東京都足立区綾瀬三丁目4番4他（地番）
⚫︎総戸数：422戸
⚫︎構造・規模：鉄筋コンクリート造、地上32階建・地下1階建
⚫︎間取り：2LD・K～3LD・K
⚫︎住戸面積：58.93平米～74.18平米
⚫︎入居（引渡）予定日：2025年12月中旬
⚫︎完成：2025年11月中旬完成予定
⚫︎設計：（株）長谷工コーポレーション一級建築士事務所
⚫︎施工：（株）長谷工コーポレーション
⚫︎物件公式HP
情報参照元／住友不動産（株）ニュースリリース
Z世代に「YouTube」でわかりやすく賃貸情報を提供
画像：ウスイホーム（株）
ウスイホーム（株）（神奈川県横須賀市）は、同社のオリジナルキャラクター達と賃貸住宅についてYouTubeで学べる「烈波まろんチャンネル」を9月23日（土）に開設しました。
チャンネルを盛り上げていくのは、オリジナルキャラクター「烈波（れっぱ）まろん」や、横浜から生まれた各区をモチーフにした18人のキャラクター「Yocco18」です。
動画では「烈波まろん」が神奈川県の賃貸住宅を紹介していきます。実際に寄せられることの多い疑問や質問にキャラクター達が会話形式で進めていくことで、初めての賃貸に不安を抱えるZ世代にも情報をわかりやすく伝えていきます。
情報参照元／ウスイホーム（株）
「第8回宅建マイスター認定試験」、受験申込は10月2日から
「第8回宅建マイスター認定試験」の受験申込が、2023年10月2日（月）より始まります。受験資格は現在宅建業に従事している方で、一定の要件を満たしている必要があります。
宅建マイスターは、取引に関するリスクを予見し、緻密かつ丁寧な調査を行い、それを重説・契約書に反映して安全な取引を成立させる宅地建物取引の専門家です。
第8回の試験は2024年1月24日（水）、東京と大阪で行われます。試験は記述式でコンプライアンス、売買契約、重要事項説明などについて出題されます。
【試験概要】
⚫︎試験日時：2024年1月24日（水）13:00～15:00
⚫︎試験地：東京、大阪
⚫︎申込期間：2023年10月2日（月）10：00～2024年1月10日（水）17：00
⚫︎受験料：1万5000円（税込）
⚫︎受験資格：現在宅建業に従事している方の内、一定の要件を満たしている方
⚫︎合格発表：2024年2月26日（月）
⚫︎試験詳細はこちら
情報参照元／（公財）不動産流通推進センター
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