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首都圏マンション賃料は2カ月連続で上昇、引越しシーズンの需要増加に注目

東京カンテイが発表した2025年1月の分譲マンション賃料動向によると、首都圏の平均賃料は前月比+0.4%の3,579円/㎡となり、2カ月連続で上昇した。埼玉県を除く全域で上昇している。

株式会社東京カンテイ プレスリリースより

都県別では、東京都が築古物件の減少に伴い平均築年数が若返った影響で、前月比+1.0%の4,188円/㎡と上昇推移。神奈川県は+0.5%の2,698円/㎡で8カ月ぶりに上昇し、千葉県も+1.0%の2,067円/㎡で3カ月連続の上昇となった。一方、埼玉県は-0.4%の2,177円/㎡と4カ月連続の下落が続いた。

近畿圏は前月比-0.2%の2,309円/㎡と、主要エリアの弱含みにより4カ月連続で下落。大阪府は-0.6%の2,667円/㎡、兵庫県は-0.3%の1,815円/㎡でいずれも下落傾向を示したが、兵庫県の基調は堅調さを維持している。

中部圏では、前月比+0.6%の2,046円/㎡と上昇を維持。愛知県は+1.3%の2,106円/㎡と引き続き上昇したものの、上昇率は縮小しつつある。

今後、春の引っ越しシーズンに伴う需要増加による賃料動向の変化が注目される。

情報参照元/(株)東京カンテイ「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移

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