東急不動産(株)と京浜急行電鉄(株)によるコンソーシアムが、「泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」(東京都港区)の新築工事に11月より着手した。国際交流拠点として新たなランドマークを創出する計画だ。
計画地である泉岳寺駅は、羽田空港と成田空港を結ぶ京急線や都営浅草線が交差する重要な結節点として、今後さらに利用者の増加が見込まれている。また、周辺ではリニア中央新幹線やJR品川車両基地跡地の開発が進行中であり、これらとの連携が期待されている。
計画されている建物は地上30階、地下3階、高さ約145mの構造で、住宅、事務所、商業施設、子育て支援施設など多様な用途を持つ複合施設となる。設計は鹿島建設(株)が担当し、環境配慮型建築として住宅部分は「ZEH-M Oriented」、オフィス部分は「ZEB Oriented」の認証取得を目指している。
外観デザインは、OMA(Office for Metropolitan Architecture)の重松象平氏が手掛け、日射量を考慮したルーバーデザインや脱炭素に配慮した設計が特徴だ。駅コンコースや高輪ゲートウェイ駅へのデッキ接続など、交通結節点としての機能も強化され、地域の利便性向上が図られる。
プロジェクトは2031年度の完成を予定しており、国内外の旅行者を迎える新たな玄関口として、都市の持続可能な発展に寄与することが期待されている。

交通結節点イメージ(泉岳寺駅~高輪ゲートウェイ駅への接続)/出典:東急不動産(株)
【建物概要】
計画地:東京都港区高輪二丁目81-1外
敷地面積:約8,490平米
延床面積:約112,300平米
設計:鹿島建設(株)
施工:鹿島建設(株)
主要用途:住宅、事務所、店舗、地下鉄駅施設、子育て支援施設、駐車場等
構造:RC造・SRC造・S造(制振構造)
階数:地上30階地下3階
最高高さ:約145m
新築着工:2024年11月
完成予定:2031年度
計画地:東京都港区高輪二丁目81-1外
敷地面積:約8,490平米
延床面積:約112,300平米
設計:鹿島建設(株)
施工:鹿島建設(株)
主要用途:住宅、事務所、店舗、地下鉄駅施設、子育て支援施設、駐車場等
構造:RC造・SRC造・S造(制振構造)
階数:地上30階地下3階
最高高さ:約145m
新築着工:2024年11月
完成予定:2031年度
情報参照元/東急不動産(株)ニュースリリース
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