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2024年7月の一戸建て平均価格、首都・近畿ともに新築は上昇、中古は下落

7月の首都圏一戸建て平均価格は新築が前月比+3.0%と連続上昇する一方で、中古は-5.6%と下落したことが(株)東京カンテイの調査結果より分かった。近畿圏においても新築が上昇し、中古は下落している。

2024年7月の首都圏新築一戸建て平均価格は、前月比+3.0%の4,679万円と連続上昇。東京23区の価格がけん引する形で前月から上昇率が拡大した。都県別では東京都が+7.7%の5,814万円と連続上昇。2023年1月に次ぐ高値となった。神奈川県は+1.3%の4,890万円と反転上昇、千葉県も+0.4%の3,728万円と上昇に転じた。埼玉県は+1.5%の3,955万円と4ヵ月連続で上昇した。

一方、中古一戸建て平均価格は前月比-5.6%の3,707万円と反転下落した。東京都は-2.1%の6,059万円。神奈川県は-2.7%の4,070万円、千葉県も-6.8%の2,640万円と下落に転じた。築年数が進んだほか、平均土地・建物面積が縮小していることが要因。埼玉県のみ+0.1%の2,706万円と僅かに上昇に転じている。

近畿圏においては新築の平均価格が+0.3%の3,712万円と反転上昇。大阪府(-1.8%の3,870万円)と兵庫県(-0.2%の3,718万円)が下落しているが、京都府(+4.7%の4,407万円)が比較的大きく上昇したことで、近畿圏全体ではプラスに転じた。

一方で中古においては首都圏と同様に下落。前月比では-0.3%の2,827万円と連続下落した。大阪府(+7.5%の3,299万円)や兵庫県(+3.8%の2,837万円)は上昇しているが、京都府(-11.7%の3,311万円)が大きく下落したことで、近畿圏全体でマイナスに振れた。

情報参照元/(株)東京カンテイ「新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移」,「中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

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