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首都圏マンション坪単価、新築は3期ぶりに上昇、中古は下落傾向に歯止め

(株)東京カンテイよりマンション坪単価の四半期調査レポートが発表された。それによると、首都圏の新築は3期ぶりに上昇、中古は横ばいで下落傾向に歯止めがかかった。近畿圏では新築は2期ぶりに下落、中古は僅かに上昇した。

首都園マンション坪単価、新築は前期比9.7%上昇、中古は築浅で強い上昇

出典/(株)東京カンテイ

今回公表されたのは2024年第2四半期(4月から6月)の結果だ。首都園の新築マンション坪単価は前期比プラス9.7%の414.4万円となり、3期ぶりに上昇し400万円の大台を回復した。上昇の背景には、周辺3県の新築マンション供給戸数が減少したことが挙げられる。これにより、東京都のシェアが相対的に拡大した。また、大手デベロッパーの供給シェアは3期連続で縮小している。

中古マンションの平均坪単価は前期から横ばいの224.6万円となり、下落傾向に歯止めがかかった。築年帯では「築30年超」を除けば概ね堅調に推移しており、特に「築5年以内」(449.1万円→463.5万円)や「築10年以内」(373.3万円→389.5万円)では前期から強い上昇を示している。

情報参照元/(株)東京カンテイ「新築・中古マンションの市場動向(首都圏)

近畿圏マンション坪単価、新築は2期ぶりに下落、中古は安定推移

出典/(株)東京カンテイ

近畿圏では、新築マンション坪単価は前期比マイナス4.8%の309.2万円と2期ぶりに下落した。前期と比べると1戸価格が5億円超の住戸を含む坪1,000万円以上の住戸が減少し、さらに価格水準が高い大阪府の戸数シェアが縮小したことが要因。

一方、中古マンションはプラス0.4%の133.1万円と僅かに上昇した。2022年の第3四半期以降は安定して推移している。

情報参照元/(株)東京カンテイ「新築・中古マンションの市場動向(近畿圏)

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